ふゆ美誕生アナザーストーリー 〜Part5.5〜

──「試練と浄化、魂の癒し」──

第1章:2025年1月7日──鳥取へ、そして突然の沈黙

2025年1月7日。
僕は、りなっちのアパートの名義変更の手続きのために鳥取へ向かった。
その日から、彼女(ツインレイの彼女)と一切連絡が取れなくなった。
「なんで……?」
突然、日常が壊れたような感覚だった。
結局、連絡が取れなかったのは たった2日間だけ だったのに、僕には永遠にも感じられた。
鳥取から帰る途中、りなっちに電話をした。
「彼女と連絡が取れない。なんか、このまま終わるのかな……。」
そう呟くと、りなっちは落ち着いた声で答えた。
「きっと向き合わなきゃならない何かがあるのよ。」
「でも、そこに明希がいると、明希が氣になって向き合えない。」
「だから……彼女は無意識に距離を置いてるのよ。直感的にね。」
言葉を失った。
「多分、ツインレイのサイレント期に入ったのかもしれない。」
この言葉が、胸に深く突き刺さった。

第2章:女性性の喪失と、心のバランスの崩壊

あとで気づいたことだけど、
このとき僕は、彼女と断絶したことで 女性性を失っていた。
でも、そんなことに気づけるはずもなく、
ただ漠然とした 不安と焦燥感 が続き、心のバランスが取れなくなっていた。
僕はずっと、中性的な自分として生きてきた。
だからこそ、自然と 自分の女性性 にも触れられていた。
でも、彼女と出会い、「特別な存在」だと確信したとき、
僕の中で 女性性=彼女そのもの になった。
そして今、彼女がいなくなったことで、
僕の中の女性性にもアクセスできなくなっていた。
ただ、それを自分ではまだ理解できていなかった。
「何かが足りない……」
「何かが、違う……」
その感覚だけが、ずっとつきまとっていた。
そして 無性にりなっちに頼りたくなった。
「……りなっちなら、わかってくれるかもしれない。」
それは、ただの甘えじゃなかった。
アイデンティティが崩れ、不安定になった僕にとって、
りなっちは 女性性を取り戻すための“鍵” だった。
そして、その異変を誰よりも早く察知していたのが、りなっちだった。

第3章:ツインレイの彼女の訪問──再びつながる瞬間

しばらくして、彼女と再び連絡が取れるようになった。
僕は体調を崩していることを伝えた。
すると、仕事終わりに彼女が スポーツドリンクやゼリーを買ってきてくれた。
「あの子たちのインフルが移ったのよ。
働き詰めだからしばらく休めっていう神様からのプレゼントよ。」
僕は少し笑った。
「付き添ってあげたいけど、帰るね。」
彼女はそう言い残して帰っていった。
ほんの短い時間だったけど、
僕の心は 少しだけ落ち着いた。
でも、それだけじゃダメだった。
女性性を完全に取り戻せたわけじゃない。
だからこそ、僕はまだ りなっちを求めていた。

第4章:りなっちが感じた「危険信号」──出雲大社へ

しばらくして、りなっちが 僕の家にやってきた。
引っ越して以来、初めてだった。
「明希の危険信号を察知して来た。」
そう言って、僕の隣に座った。
でも、なんだか りなっちじゃないような、りなっちだった。
彼女は僕の体に手をかざし、ふと息を吐いた。
「あー、わかった。何か集中できることを見つけて!」
「え?」
「あなたは、彼女のことを思うあまりに、心がオーバーワークしてる。
氣の巡りが滞って、臓器の動きが停滞してる。」
そして、少し間を置いてから、こう言った。
「それに……邪気もいっぱいついてて穢れてる!」
僕は驚いた。
「明日、出雲大社行かない?」
「明希の車で。」
「え?レンタカーはどうするの?」
「乗り捨てだから、明日の朝返す。」
りなっちの中では、これは すでに計画されていたこと のようだった。
出雲大社か……。
一人だったら行く氣力もなかったけど、
りなっちとなら行けそうな氣がした。
「……うん、行くよ。」
そう答えた。
エピローグ:魂の移行と、目覚めのとき
その夜、僕は りなっちに包まれるようにして眠った。
ただ身体が接しているだけじゃない。
まるで ヒーリングを受けているような感覚 だった。
目を閉じると、魂が静かに癒されていくのを感じた。
でも、それだけじゃなかった。
りなっちの中にあった何かが、僕の中へと移ってくる感覚。
それは、暖かく、心地よく、どこか懐かしいものだった。
「これは……?」
答えはまだわからない。
でも、確かに 何かが目覚め始めている のを感じていた。
そして、新しい朝を迎える——。
(Part6へ続く)。

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