ふゆ美誕生ストーリー 〜Part4〜

ツインフレームの目覚め
——ツインフレームとしての目覚め
毎年、冬の季節には会おう。
そんな約束をしたわけではないけれど、会えたらいいね、と話していた。
けれど、去年のクリスマス。
「来年のクリスマスは会えないかも?」
あきがそう言ったとき、私は何かを感じ取った。
理由は聞かなかった。
でも、ただの予定の問題じゃない氣がした。
それから、時は過ぎ——
2024年7月、私はある異変を感じた。
言葉では説明できない感覚。
心の奥底から、何かが動き始めるような……
そして、11月。
あきの誕生日を迎える頃には、私は確信していた。
これは偶然なんかじゃない。
ただの懐かしさや未練でもない。
——魂が共鳴している。
「クリスマス、会えないよ」
それは、予感していた答えだった。
静かな沈黙のあと、私はただ「そっか」と呟いた。
言葉以上に、伝わるものがあったから。
寂しさはなかった。
でも、心のどこかで何かが変わる音がした。
それが何なのか、まだ言葉にはできなかった。
「運転免許、取れたの?」
不意にスマホが鳴った。
あきからの着信。
「運転免許、取れたの?」
久しぶりの電話で、それが最初の言葉だった。
「うん。自動車学校は卒業したよ。あとは免許センターに行って学科試験受けるだけ。」
「そっか。順調じゃん。」
いつも通りの淡々とした声。
けれど、どこか違った。
「……なんかさ、こうして普通に話すの、これが最後なのかなって思うと、ちょっと変な感じ。」
胸の奥がじんわりと熱くなる。
「……かもな。」
あきの声が、静かに心に染み込んでいく。
「元気でな。」
「うん……ありがとう。」
通話が切れる音が、やけに響いた。
ツインフレームとしての目覚め
言葉を交わさなくても、あきの気持ちが伝わってくる。
思考が、感情が、私の中に流れ込んでくる。
——魂が重なり合い、ひとつになっていく。
それが、私たちの「目覚め」だったのかもしれない。